出会い

彼との出会いについて書こうと思う

 

私たちが出会った時、お互いにとても酔っ払っている状態だった。

正直、私はその日の記憶が曖昧で、細部まで覚えていない。

その日のうちに私は彼の家に行き、関係こそ持たなかったが、連絡先を交換した。

このことが、付き合って初期の時期、彼を苦しめることになる。

 

数日後、彼から連絡をもらって、改めてデートをすることにした。

記憶は曖昧だったが、家に行った事、何か粗相はしなかっただろうか...という申し訳なさで、会って確認した方がよいだろうと思った。

実は顔もあまり覚えていなかったんだけど。

 

彼の提案でミュージアムで写真展を見た。

とても話しやすく、ミュージアムでも程よい距離感を保ってくれ、とても好印象だった。その後、早い時間だったけど、お酒を飲みに行って、たくさん話をした。

お互いにどんな仕事をしているのか、出身はとか、本当にたくさん話した。

時間を埋めたくて話していた訳ではなく、心から楽しくて話していた。

心底「この人とは相性が合うなぁ」と思えた。

 

結局、その日から私たちは、付き合うことにした。

 

私の中では運命的で、衝撃的に気の合う人と出会ったと思った。

これも、後になって見ればボーダーの人と付き合う人が体験するよくある事例だったみたい。

情報によるとボーダーの人たちは人を惹きつけ、放っては置けないと思わせる強い印象を残す。なので、出会った人は私のように運命的な出会いをしたと感じることが多いそうだ。

 

次回は「1度目の別れ」について書こうと思う。

 

HIKÜ

 

はじめに

はじめまして。

境界性パーソナリティ障害(ボーダー)の彼とお付き合いをしているHIKÜと申します。

彼との関係の中で、起こったことや、私自身が思った事、彼が感じている事などを、できる限り綴っていきたいと思っています。

私自身がもがきながら得たことが、家族やパートナーに境界性パーソナリティ障害(ボーダー)をお持ちの方がいる人たちのヒントになればと思い書き始めました。

 

私自身、家族や友人、同僚などを含め精神障害的なものに無縁に生きてきました。

今思えば、とても恵まれていたと思います。

彼と出会い、お付き合いを続ける中で、今まで出会った人たちと決定的に違う彼の言動に戸惑い、どう対処して行くべきか、何を信じるべきか思い悩み、たくさん検索もしました。

 

ただ、ネット上には境界性パーソナリティー障害(以後:ボーダー)の人たちとは、結婚は愚か、同居も難しいとか、付き合うべきではないと言った積極的に離れる事を進める意見が大半でした。

中にはボーダーでも、理解あるパートナーに巡り会い結婚されている方もいるようでしたが、どれもがボーダー当事者が書いたものばかりで、パートナーに向けて「感謝しかない」といった話ばかり、私が知りたい「そのパートナーたちは、どう向き合っているのか」という事が情報として足りていないように感じました。

なので、このブログでは主にボーダーのパートナーを持つ私自身がどう考え、どう対処し、どんな効果があったかを書いていきたいと思っています。

 

HIKÜ.